
しとしとと雨が降り、蒸し暑い季節になってきました。「夏場にあんこはちょっと…」なんて思っていませんか?
そんなもったいない!この時期だからこそ最高に美味しい、あんこのお菓子はいっぱいあるのです!
6月19日配布の『リビング高松』の取材で、これからの季節に冷やして美味しい「生麩(なまふ)まんじゅう」を求めて、牟礼町の「菓匠柴野(かしょうしばの)」さんに行ってきました。

昭和9年の創業時から、地元・牟礼町民にお馴染みのお店。現在の店主さんで3代目になられるそうです。 場所は琴電八栗(やくり)駅のすぐ近く、県道155号線の三差路にあります。
電車にコトコト揺られて訪れた取材の日は、あいにくの雨。ですが、毎年水不足に悩まされる香川県民としては、雨も降ってもらわにゃ困る!と、恵みの雨を喜びながらお店へ向かいました。

夏に嬉しい、ひんやり和菓子の誘惑
柴野さんと言えば、最近よく目にするのが、夏場に嬉しいひんやりした和菓子の数々。冷蔵のショーケースには、季節の大福、みたらし団子やわらび餅など、魅力的なお菓子が並んでいます。

そんな中、今日のお目当てはコチラ!もちもち、つるりんとした食感が魅力の「生麩まんじゅう」です。
生麩は、小麦粉から取り出した「グルテン」が主な材料。もち粉などを加えて練り上げ、蒸しているため、タンパク質が豊富でとってもヘルシーなんです。
しかも柴野さんでは、香川県発祥の希少糖「アルロース」も使われているとのこと!これは夏の身体にぴったりですね。 みずみずしいこしあんと合わさり、スルッと抜群の喉ごしで、何個でも食べられそう。お店では3個入りと5個入りが販売されていますが、これなら1人でペロリと食べ切れちゃいます!

お菓子から紐解く、牟礼町の歴史と郷土愛
他にも、ゆず風味のあんこが入った最中「五剣山(ごけんざん)」や、特産品の庵治石(あじいし)にちなんだ「石ころ饅頭」など、店内を見渡すと郷土愛にあふれた地元ならではのお菓子がたくさん。
上用饅頭に栗が一粒入った「栗山の郷」の由来である、江戸時代の高名な儒学者で、牟礼町出身の“柴野栗山(しばのりつざん)”は店主さんたちのご先祖さまにあたるのだそう。これにはびっくり! 和菓子屋さんは美味しいだけでなく、地域の歴史や文化にも触れられるから楽しいですよね。

今回は、求肥(ぎゅうひ)で作られた椿の上生菓子もひとついただきました。椿の意匠といえば冬では?と思ったのですが、実は椿は牟礼町の「町花」。菓銘も「牟礼椿(むれつばき)」として、年間を通してお店に置かれているそうです。冠婚葬祭、どんなシーンでも好まれる綺麗なお菓子です。

おまけ:晴れの日の「くずバー」
取材とは別の日。よく晴れた日に、帰りの電車を待つ間に食べる「くずバー」が最高!
溶けてポタポタ垂れる心配が少なく、葛(くず)なので、もし少し溶けてもそれはそれで、ぷるぷるの解凍状態を美味しくいただけます。片手で手軽に食べられる、優秀なワンハンドスイーツです。
年々厳しくなる夏の暑さですが、美味しいお菓子の力を借りて、乗り切っていきましょう!夏こそ、あんこを楽しまなくっちゃ!
菓匠 柴野(かしょう しばの)
所在地:香川県高松市牟礼町牟礼2404-1
電話番号:087-845-9317
営業時間:午前8時30分~午後6時30分
定休日:火曜※月1回不定休あり
